「人体のデッサン技法」byジャック・ハムの前半感想
今年1月から取り組んでるジャックハム本ですが、思ったよりペースが遅いです。
全120pの薄めの本なので、2ヶ月でできるかな?と思ったんですが甘かった。
1ページあたりのカット数がハンパなく多い!!…ので、1ページできない日もしばしば。(どんなカットもとにかく全部描くという方針でやってるので)
今のところ40pあたりをやっています。3月末には終われたらいいなと思います。
で、このジャックハム本ですが、やってみたら本当にいい本でした。この本を長年積んでいた私はなんてもったいない事をしていたのか…。同じく挫折してほっていたルーミス本も今やったら同じ事思いそうですが。
ジャックハム先生の懇切丁寧な解説にもうメロメロです。
Amazonのレビューでも色々書かれてるので他の方の感想も参考にしていただければ…と思いますが、目次まで書かれてないようですので参考までに。
・p001〜 頭部描写への導入
・p007〜 顔の造作の描き方
・p017〜 髪の描き方
・p023〜 頭部の型と比較について
・p036〜 さまざまな年代の描き方
・p039〜 全身描写の基本
・p050〜 トルソー(胴体)と全身
・p058〜 全身描写についての原則
・p065〜 首と肩の描き方
・p074〜 腕の描き方
・p082〜 手の描き方
・p091〜 脚の描き方
・p100〜 足の描き方
・p109〜 衣服の描き方
※これらは大見出しで、各見出しに対してそれぞれまた4〜12程度の項目で解説がされています。
まだ全ページやってないので、前半のみの感想になりますが、
「目」「鼻」「口」などの描き方の解説一つにしても、基準となる描き方の他に、「細い目」「つり目」「ひとえの目」「わし鼻」「だんご鼻」「上を向いた鼻」「小さい口」「厚い唇」「薄い唇」といったように、色々なバリエーションが十数カット例としてあげられています。
男性の顔、女性の顔、子供の顔、髪型、なども同様で、1つの解説について理論的な解説と共に、それのバリエーションが多く示されています。
「美形しか描けない」
「どの人物も全員同じ顔になってしまう」
「10代〜20代の人物しか描けない」
こういう悩みを持っている人は多いと思いますが、この本はそういう人にすごくいいと思います。
また、男性と女性の特徴や描き分けについて、子供や老人の特徴や描き分けについてポイントを示して解説されているので、
「男性を描いているのに何故かオカマっぽくなってしまう」
「女性を描いていてもなぜかゴツくなってしまう」
という症状に悩んでいる人も、どこに気をつければいいか、という事が分かるかと思います。
(※上記は全部自分のことですが)
オリジナルなキャラクターを描こう、と思う人にとっても、パーツ毎の様々なバリエーション例があるので、そういう個性的なパーツの組み合わせで個性的な顔立ちを作り上げる助けになるかと思います。
マンガを描く人も、脇役達のバリエーションが豊かになるのではないでしょうか。
とかく絵を描く上でつまづきがちな箇所について、非常に丁寧に、理論的に解説されている本ですので、「どうすれば直せるのか分からない」症状に出会ったとき、開くとよい本かと思います。
全く絵を描いたことのない人が初めに読むにはおすすめしません。
多分「絵画教室だと聞いて受講してみたら数学の授業じゃねぇか」みたいな印象になると思うので。
これから絵を描こう、と思う人には、中村成一さんの「マンガの顔の描き方」→「人を描くのって楽しいね」の順番にやさしいかと思います。
この本は、普通にお絵描きを楽しんでる人が、「なんで上手くなれないんだろう」ってつまづいた時に読むととても助けてくれる本かなと思います。
Posted: 1 月 30th, 2008 under 参考書.
Tags: ジャック・ハム, 人体のデッサン技法, 感想





